2019年07月06日

2019年パリ迷い歩き その3

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夜、夢の中で電話の呼び出し音が聞こえてきた。
目が覚めると本当に部屋の電話が鳴っていて受話器を取ると切れてしまった。
何だったのだろー?不思議に思ったけどそのまますぐにまた寝てしまった。

Paris 第1日目。

簡単なオムレツに昨日買ったお惣菜パン。きゅうりとチキンハムが挟んであった。
そしてきゅうりからの水分が出てかなりビチョビチョしていた。
今日は絶対にパン屋さんでちゃんとパンを買おう。

iPhoneに英文のメールが届いていた。
宿の予約サイトからだった。

「あなたはNo Show をしました。残念です」

え?なんで?

No Showとはホテル用語で『宿泊予定日になっても来なかった』ということだ。
え。私、ちゃんとチェックインして一晩ここで寝ましたけど。

フロントにはもう交代したのか昨夜のお姉さんはいなかった。
おじさんが居たのでルームキーとメールを見せた。

「?」

おじさんも不思議そうな顔をした。
「大丈夫、放っておいたら?」

「そうですね」

「じゃあ、いい1日を!」

まずはミッションをこなさなければ。

今回は10年ぶりのParisだ。道なんかほとんど忘れている。
なので姪っ子たちの買ってきてほしいリストを片手に街を徘徊することにする。
まずはLongchampだ。

まず、Motte Picquet 駅前の売店でPARI PRATIQUE(8€) を買った。
以前はこれがないと動けなかったし、10年ぶりだから買っておかないと
いけないような気になって。

そしてCarnet(14.90€)も。

8号線でMadeleineへ向かう。
ここからサントノーレまで歩く。
あった、あった。


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店内はwi-fiが飛んでいるので、ここでラインしながら
希望を聞きながら買い物する。ミッション完了。


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またMadeleine へ戻って12号線で  Sevres Babylones へ。
サン=ジェルマン=デ=プレでさらなるミッションだ。


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saint jamesのボーダーのTシャツも買った。
JO MALONEの香水も買った。
あ。あとPHILIPPE AU DIBERTの銀のブレスレットだ。

お店に入ると誰もいない。
奥からおじさんが出てきたのでiPhoneの画像を見せて
「こんなの探してるの」と言うとすぐに「あ。これね」
見つかった。

包装してもらっている間に他の商品を見せてもらった。
お客さんが入ってきた。

「あ、ここ!見つけた!」日本人だった。

銘子はちょうどおじさんに説明してもらってたところだったので
あえて自分が日本人だと言うこともないか、と思って
澄まして「さようなら」と店を出ようとしたそのとき!

ゴツン!

磨き上げられたガラス戸に激突。
開いていると勘違いしたのだ。
その戸を開けて店に入った銘子であったが。

おでこを強打。
「痛っったぁーーーっ!」咄嗟に日本語が出てしまう。

「大丈夫ですか、マダム!」

「痛ったー!(日本語)
 大丈夫です(フランス語)
 ごめんなさい(フランス語)
 ああ、びっくりした(日本語)」

ちゃんぽん。

窓についたおでこの油を拭こうとすると
おじさんが「いいよ、いいよ」と止めてくれた。

「ありがとう、さようなら」
「さようなら、気をつけて」

多分、お店の中の日本人カップルは失笑してたに違いない。

そして荷物を置きに宿に戻った。
その途中で花屋でミモザを買ったので飾ってみる。
いい感じ。


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宿の界隈を散策しようと部屋を出るとフロントの朝のおじさんが手招きをする。

「チェックインの時にパリ市税をもらってないみたいなんだよねー」
「え?」

宿泊代はすでにカード決済されているのだが、市税は宿で支払うことになっていた。
銘子はチェックインの時に何も言われなかったから出発の時の精算時に支払うのだと思っていた。

どうも昨夜、深夜の電話は「市税払って!」の電話だったようだ。

そこで決済終了。これで安心。

再び散策開始。大きなPHARMACIEがあったので
ここでまた頼まれていたプチプラコスメを大量買いする。

パン屋さんもあったのでバゲットを買う。
1本で1.74€だった。昨日のお総菜パン、高すぎる!!

買物に走り回ったからか昼を食べ損ねたので夕食をしっかりとろうと
またMONOPRIXで食材探し。

そうだ。ステーキにしよう。

お肉売り場にいたお兄さんに、

「ステーキ用のお肉って…?」と尋ねてみると
「これだね」と指差してお兄さんは親指を立てた。

「じゃあ、150gください」

「よっしゃ」


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脂が巻いてある。


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1kg 45.40€だから、1枚 \873なりー。
付け合わせのジャガイモにモロッコいんげん、玉ねぎは袋入りだったので
ポロ葱で代用することに。サラダ用の葉っぱにトマトにレモン…


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ジャガイモはピュレに、インゲンはバターソテー。
ニンニクはひとかけだけ持ってきているもんねー。


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お肉は巻いてあった脂を少し炙ったところに投入して
ミディアムレアに。

生野菜にはレモンと塩胡椒にオリーブオイル。


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塩とチューブわさびは持ってきたものを。


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赤ワインも開けて…


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美味しい1日目の夕食でした!









posted by Avril at 20:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛の立ちくらみ劇場

2019年パリ迷い歩き その2

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ちょこっと免税店で買物をし、やっと機上の人になった銘子。
今回は行きはKLMなのでアムステルダム乗り換えだ。
いよいよ始まる!

高鳴る旅の思い…眠れない。
銘子は機内で映画を4本も観てしまった。

ALLI 〜STAR IS BORN
検察側の罪人
銀魂2
コーヒーが冷めないうちに

ALLIは何度もリメイクされているお話。
前回はバーブラ・ストライサンド主演だったよなー。
で、今回のレディー・ガガバージョンでも切なくて
そして歌唱に魅了されて。
筋は分かっているのにいいのだなぁ。

検察側の…はキムタクと嵐の二宮くんが好演。
銀魂は沢山の俳優さんが真剣におちゃらけているのが面白かった。
コーヒーが冷めないうちに、はいくつかのエピソードが
重ねられていくのですが、認知症の奥様(薬師丸ひろ子)のお話が出てきて
ツボにはまってしまい。号泣。声が出てしまった。

また違った方向から母を思い出してしまったようで。

4本映画を観るとヘッドホンで耳が痛くなる。
さすがに観すぎたかも。

アムステルダムではあっという間に乗り継ぎの1時間半が過ぎ、
雨のParisへ到着。

すぐにタクシー乗り場へ。
かなり整備されていてタクシーは一列になって次々とお客を乗せていく。

金曜日の雨の午後6時過ぎ。かなりの渋滞。
ごついアフリカ系のおじさんは車内でずっとパーカッションの音楽を
かけてました。アフリカの音楽のような、そうでないような。
太鼓のリズムで…猛烈に眠くなる。

1時間以上は経っただろうか。
やっと市内に入ったようだ。少し眠気が飛んだ。

「マダム、Motte Picquetの駅のそばですよね?」

おじさんが急に話しかけるので

「ああ、そうです。マクドナルドの隣だと思います」

「ええ?フランス語話せるのですか?」

「あ、少しだけ」

な〜んや、それやったら渋滞の間、話したのに〜、と
おじさんは弾丸トークに入ったがすぐに宿近くに着いたようだ。

「また空港に戻るのですか?」と問うと

「まさか!今夜は市内を回るよ」とおじさんは苦笑い。

荷物を降ろしてもらってさて料金を払おうと60ユーロだしたら
お釣りは帰ってこなかった。まあ、渋滞だったしね。

55ユーロ定額になった、というのはどの条件の時なのだろうか?

チェックイン。
今回の宿はホテルではなくアパルトマン形式。
キッチンが付いている。

タオルや諸々の替えが置いてある場所の説明など受けて
いざ、部屋に。


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ベッドはキングサイズかな?


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キッチンはオール電化。冷蔵庫と食洗機もある。


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トイレにはもちろんウォシュレットはないので…
今回は100円ショップでペットボトルに装着する
簡易ウォシュレットを持参。


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あら。嬉しい。浴槽がついてる!

そして部屋の窓からは…MONOPRIXが見えるではないですか!


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まだ店は開いている時間なので早速買い出しに。
パン屋さんは閉まっていたのでお惣菜パン(2.99€)を買いました。
高い!


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これで大体27ユーロくらい。
オリーブオイルに炭酸水、牛乳、卵6個入り、ミネラルウォーター
オレンジジュース、ヨーグルト、ビール(1664)!
惣菜パンにブルーベリーの量り売りとバター。

シャワー浴びたら速攻で眠りに落ちましたとさ。







posted by Avril at 18:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛の立ちくらみ劇場

2019年パリ迷い歩き その1

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3月8日、出発の朝。銘子は支度を終えて部屋を見回した。

準備よし。


あ。缶ビールの空き缶を部屋の外にだしておかないと。

ベランダの仮ゴミ置場からもどった途端にインターフォンが鳴った。

7時に予約してあったタクシーが到着したようだ。


いってきます。部屋を出るときに銘子は小さく呟いた。


タクシーに乗り、走り出した途端に運転手のおじさんが話しだした。


「ナビでお宅を指定したら、えらいややこしい道行け、言うんですわ。

言う通りにしたけど、来てみたらもっと簡単な道あったの分かったんですけどね」


「あ。そうですか。すみません」


「いやー、お客さん、良かったですわ。ほんまに綱渡りですねん、うちの配車」


「え?」


そこからやけに内部の話をしだす。

その話の合間に銘子はおずおずと言ってみた。


「あのう…昨日、予約した時は『ちょうどお車ございます』

って言ってくれましたけど」


「なにが『ちょうど』って?そんなん言うてましたか?

綱渡りみたいなもんでっせ。この7時ってのがややこしいんですわ」


「ややこしい?」


「みんな朝は眠たいでしょ?それでなくても運転手少ないとこにもってきて、

みんな遅めに出るからこの時間は車が少ないんですわ。

うちは6時、6時半、7時、7時半、8時出社でそこから18時間勤務。

私は今日は0時まで。会社は午前2時までの営業ですわ」


「あ。24時間営業じゃないんですね


「郊外のタクシー会社は大抵そんなもんでっせ。

もっと早くに仕舞うところありますからねー。

で、私が駅の先頭におったら指示きてここに来ましたんですけど、

この時間に駅で待ってたらいつも乗りはるお客さんいてましてね、

その人乗せてたら誰もこの7時のお迎え来られへんとこでしたんですわ」


なんだかよく分からないけど恩を着せられてる感じがする。

話題を変えようと目の前に掲げてある広告をみて銘子は言った。


「最近、スマホアプリから今いる現在地に配車してもらえるようになったんですねー?」


「それがですがな」


え。墓穴掘った???

おじさんはここぞとまた新しい話題で愚痴りだした。


「呼び出しあって、そこに着いたらお客さんいてはらへんこと多いんでっせ。

呼び出しといて流しのタクシー来たらそれに乗ってしまうんですわ」


あらあら。


「呼び出しは駅で並んでる先頭車に来るんですね。

長いこと待って待って、やっと先頭に来たと思ったら…

呼び出されて指定場所に行っても誰もおらへん。

駅に帰ってきてまた並び直すって悲惨でっしゃろ」


ああ、ほんとに。


「それにこの配車アプリは住所しか出えへんのですわ。

建物の名前が分かったらシュッと行けるところを

ナビ見ながら行って、ああ、この病院やったんや、って感じ。

住所だけやからゴールの旗立つのは必ずしも正面とは限らへん。

ナビに裏口に連れていかれて一方通行で難儀するとかありまんねん」


延々とおっちゃんの愚痴を聞いているうちに空港バスの乗り場に着いた。

軽い疲れを覚えながら、いざ、出発だ!



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posted by Avril at 18:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛の立ちくらみ劇場