2018年09月26日

スペイン食い倒れツアー '18

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第1章 出発までは、ばったばた!


2018(平成30)年2月3日午前1145分すぎ、

エールフランス291便は何事もなく飛び立った。

座席ナンバー1に銘子、通路を挟んでその右に加乃、その隣に沙織が座っている。

沙織の隣は空席なので三人で一列に並んだ状態だ。


最前列で他の乗客が目に入らないので貸切り気分!


ラウンジで飲んだビールと機内サービスのウェルカムシャンパンの酔いが軽く回ってきた。


銘子は軽く目を閉じてこの旅行までのバタバタを思い起こした。




まずは昨年の夏前、加乃の一言から始まった。


「サンセバスティアンに行きたいの!」


そこはスペイン・バスク地方の街で、フランス国境もすぐ近く。

美食の街として有名である。

国際映画祭も催され、夏は高級避暑地となる。


「バル巡りをしたいのよ!」


サンセバスティアンの旧市街にはバルという形態の店が軒を連ねている。

そこでカウンターにずらりと並んだピンチョスの中から自分の食べたいものを選んで飲み食いし、

また次の店に…と食べ歩きが楽しめるのである。


NHKのスペイン語講座でここが紹介され、それを見ていた加乃の目は釘付けとなった。


ここには食べることと飲むことを楽しむ仲間と行かねば!


この話に乗ったのは銘子と沙織で、数回の打ち合わせを重ねて旅行準備を進め、

あっという間に旅行前日となったのだ。


明日は出発!と思いながら銘子が目覚めるとエールフランスからメールが届いていた。


『チェックインを済ませてください』


寝ぼけ眼のままスマホで指示通りに進んでいくと…


「ん?」


今なら¥47,280の追加でプレミアムエコノミーからビジネスにアップグレード出来るとのこと。


これは素敵な話ではないか!

さっそく加乃と沙織にそれぞれメールで知らせ、その合間に仕事をする。

そうしている間にも席は徐々に埋まっていく…。

そこへ沙織からアップグレードに成功したとメールが入る。


銘子は昼休みに入るや否やサイトに飛び込んだ。

カードで精算をするところで画面がびくとも動かなくなった!

慌ててカスタマーデスクへ電話を入れ、

なんとか席を確保できて胸をなでおろしたところへ加乃からメールが入った。


「取れなかった…」


ええええーーーっ????

どうも一定の時間が経つとそのサイトはクローズするようで

、加乃がカード番号を入力している間にタイムアウトとなったようだ。

落胆する加乃。

だが、明日早めに空港カウンターへ行き、直接交渉してみるとのこと。

席があればアップグレード出来るそうなのだ。


沙織が予約サイトで確認して、ビジネスクラスの空席はまだあるから

きっと大丈夫!と励ますが実際に席が取れるまでは安心はできない。


そして旅行当日。早めに空港へ向かうバスに乗って銘子は二人にメールした。


『今、バスに乗ったよー。では後ほど空港で!』


すると沙織からメールが届いた。


『めざましの設定を勘違いしてて、いま起きました…』


搭乗時間には間に合うが、待ち合わせ時間には遅刻してしまうので、

直接搭乗口で会いましょうとのこと。


出発までに、なかなかのバタバタではないか。


空港に着くと、加乃は席の確保に成功していた。

三人横並びで取れたようだ。

沙織からは何とか間に合うと知らせてきた。

それなら安心、ということで銘子は加乃と搭乗までの時間を楽しむことにする。


まずは手荷物検査を…と進んでいくとそこには長蛇の列が。

これだったら1時間は十分かかりそうである。

ふと、先ほどのカウンターで搭乗券と一緒にもらった

『ファースト・レーン』と書いてあるチケットを見ると

『ここより搭乗口へお進みください』とある。


『ここ、ってどこよ…?』

向かってずっと右端にある指定入り口へ行くと、

だーれも並んでいないではないか!!


さっさとレーンを通過して、向かうはラウンジだ。


いいなぁー。ラウンジ。


キンキンに冷えたビールグラスをセットしてボタンを押したら、

ガクン!と傾いてビールが自動で注がれるのだ。

徐々にグラスは立っていき、グラスが直立すると同時に注ぎが終わる。

泡は綺麗に盛り上がって出来上がり。自動のマイスターだ。ああ、家に欲しい。



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サラダにスープ、軽くサンドイッチをつまみながらビールをごくごく。

加乃はワインとチーズとミニ蕎麦だ。


ちょうどよい時間になったので搭乗口へ向かう。

沙織はもう空港に着いたようで、当座の現金を両替してから行くので

搭乗始まったらお先に席へ!とのこと。


機内への案内が始まった。スイスイである。

加乃と銘子はそれぞれ座席に着いて荷物を整理し始めた。

そこへ沙織が到着した。ひしと抱き合う三人。

いよいよ旅の始まりである。




posted by Avril at 21:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛の立ちくらみ劇場
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